e4bキッズのコラム:

社会は変わるよ

1.       はじめに

e4bキッズはおかげ様で、約10年を迎えることができました。

これからも仙台市の子どもたちに、よいレッスンを提供していきたいと思います。 

さて、2020年の教育改革に向けて様々な動きがあります。

ちょっと不安に思っているお父さん、お母さんを応援する気持で、このコラムを書いていきたいと思います。

またe4bキッズの想いもご理解いただければ、嬉しいなと思います。

 

 2.       社会は変わるよ

さて、保護者の皆さん(つまり生徒さんのお父さん、お母さん)はそれぞれ、今まで生きてきた中で
「社会ってこうだよね」という常識があると思います。

でも、「今7歳の子どもたち」がでる社会は、

きっと大人が今見ている社会とはずいぶん違っていると思います。

 

例を上げましょう。「千晶先生が子供のころ」と「今=2019年」はすごく違います。

 

千晶先生が7歳の時、1969年に今住んでいる団地に引っ越してきました。

その時の記憶では、「うち」と、3つとなりの「おとなりさん」の二件だけでした。

あとは、とっても広い空き地が広がっていました。

ごみの収集車も当時はまだこの団地まで来てなくて、空き地でごみを「おとなりさん」と一緒に燃やしました。

当時は、この団地の中に小学校はなく、兄はとなりの町の小学校に通い始めました。

1年たつと、団地内に小学校ができました。

当時は高度経済成長期で、団地が開発されて、家がどんどん立ちました。

小学校5年生だったころはクラスの人数は40人を超え、12クラスとなりました。

学校の校舎だけでは足りなくなりました。

プレハブのクラスルームがができて、その後、別の小学校を同じ団地内に作ることになりました。

子供の数が多かったのです。

このころはまだ、スマートフォンもPCもなく、カラーテレビが初めてうちに来たときは大喜びしました。

 

今は2019年。

地域の小学校での一クラスの人数はだいたい30人前後、各学年2クラスだそうです。

家を買った私たちの両親の世代から次の世代へ、今はゆっくりと世代交代が始まっているように思います。

家が売られ、そこが更地になり、どんどん新しいアパートが増えています。

今は子供たちはスマートフォンを使い、TVはあるけれど、部屋で動画を見ています。

 

社会はこんなふうに、今まではゆっくり変わりました。

でもこれからはどんどんスピーディに変わります。

確実なことが少ないのです。いろいろなことがこんがらがって、複雑になって進みます。

だから今までよりも、先が見えないのです。

今まで、「大丈夫だよね」と思っていたことも「変わる」ことが起ります。

 

 そして、特に東北地方は子どもの数がこれからもっと少なくなると、国が予測をしています。★1

 

今小学校1年生以上の子どもたちに、どんなチカラをつけてあげたらいいかな、ということを千晶先生なりに、考えていきたいと思います。

 

第二回「コミュニケーションのチカラ」

 

参考

★1、人口減少地図:日本経済新聞より

https://www.nikkei.com/edit/interactive/population2014/map.html?#/mode=static/