前回のコラムでは社会が変わるよ、ということについて書いてみました。
これからの子どもたちにどんなチカラがついたらいいかな、と考えたときに
が必要かなと思います。さて、まずはコミュニケーションのチカラについて書いていきます。
これからは、日本人の人口が少なくなってしまう、特に東北は少なくなる、と書きました。
つまりこれまでは日本人だけでやっていたいろんな仕事が、
これからは、外国の人たちに手伝ってもらわないと難しくなるのです。
そんな社会にでていく子どもたちにはまずコミュニケーションのチカラを付けさせてあげたいと思います。
「コミュニケーション」だと、イマイチわかりにくいので、
ここでは「人と心を通わすこと」と考えて話を進めていきます。
「コミュニケーション=人と心を通わせるチカラ」を分解してみます。
すると、
という3つのことを考えみることにします。
まずはボディランゲージから考えていきます。
私たちは話さなくても相手に「メッセージ」を送っています。
目の動き、態度、体の向き、メッセージを送っています。
これをボディランゲージと言います。
始めて合う人だと緊張して、目をそらして、顔がこわばって、あいさつができないこともありますよね。
でもね、相手から、目を見て、にこっとして、「こんにちは!」という人と、
目をそらされて、黙って行かれてしまう人がいるとすると、
どちらが「いい人」でどちらが「イヤな人」と思いますか?
「目を見て笑ってあいさつしてくれる人」のほうが感じがいいですよね。
「目をそらす人」の場合は「嫌われてるのかな?悲しいな」という感じを受けます。
知らない人にご挨拶するのは緊張しますね。でも、あいさつをすることで、
「あなたに心を開いていますよ」というメッセージを送れます。
子どもたちが出ていく世の中では、外国人もいるかもしれません。
この時、「私はあなたの敵ではないですよ」というのはとても大事なことなのです。
知らない人とも、笑顔で、相手の目を見ながら、
マナー良くごあいさつができることがまずは第一歩だと思っています。
ただ、、、悲しいことに世の中にはとってもいろんな人がいます。
子供たちには知らない大人に話しかけるときは、リスクもあるので、
少し警戒することも教えなければなりません。
人を見ることも教えながら、やはり「笑顔でごあいさつ」を安全な場では、
できるようにしてあげたいと思っています。
2. ランゲージ(ことば)
知らない人にも、ことばで「あいさつを交わす」ことが大事です。
まずは日本語で、ごあいさつをしましょう。
小さいときから、身近なお父さん、お母さんを見ながら育つ子供のうちに、
ぜひ、お父さん、お母さんが見本を見せてあげてくださいね。
e4bキッズでは、”Hello! How are you doing?(こんにちは。調子はどう?”
“Pretty Good!(いいよ!)”
というごあいさつを教室に入るたびに、必ずします。
3. 心の準備
知らない人に会ったときに、違うことを非難したり、
自分のやり方だけに「こだわる」というより、
「相手のことを知ろうとする気持ちの準備」が大事です。
お互いの文化に配慮する気持など、心の姿勢が大事です。
「違う文化を理解するチカラ」のことを「異文化理解力」なんて言ったりします。
小さい時から「違うことを非難」するのではなく、
「どうして違うかな」
「自分のところはこうかな」
「どうしたらうまくいくかな」
と考える態度がもてるかどうか、というのがとても大きいように思います。
次回は考えるチカラについてお話しします。
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