e4bキッズのコラム:

前回のコラムでは社会が変わるよ、ということについて書いてみました。

これからの子どもたちにどんなチカラがついたらいいかな、と考えたときに

  1. コミュニケーションのチカラ
  2. 考えるチカラ
  3. 他の人と協力するチカラ

が必要かなと思います。さて、まずはコミュニケーションのチカラについて書いていきます。

コミュニケーションのチカラ

これからは、日本人の人口が少なくなってしまう、特に東北は少なくなる、と書きました。

つまりこれまでは日本人だけでやっていたいろんな仕事が、

これからは、外国の人たちに手伝ってもらわないと難しくなるのです。

 

そんな社会にでていく子どもたちにはまずコミュニケーションのチカラを付けさせてあげたいと思います。

「コミュニケーション」だと、イマイチわかりにくいので、

ここでは「人と心を通わすこと」と考えて話を進めていきます。

 

「コミュニケーション=人と心を通わせるチカラ」を分解してみます。

すると、

  • 「言葉以外=ボディランゲージ」
  • 「言葉=ランゲージ」
  • 「心の準備」

という3つのことを考えみることにします。

 

まずはボディランゲージから考えていきます。

  1.   ボディランゲージ(ことば以外)

   私たちは話さなくても相手に「メッセージ」を送っています。

   目の動き、態度、体の向き、メッセージを送っています。 

       これをボディランゲージと言います。

 

 始めて合う人だと緊張して、目をそらして、顔がこわばって、あいさつができないこともありますよね。

 でもね、相手から、目を見て、にこっとして、「こんにちは!」という人と、
 目をそらされて、黙って行かれてしまう人がいるとすると、

どちらが「いい人」でどちらが「イヤな人」と思いますか?

 

「目を見て笑ってあいさつしてくれる人」のほうが感じがいいですよね。

 「目をそらす人」の場合は「嫌われてるのかな?悲しいな」という感じを受けます。
 知らない人にご挨拶するのは緊張しますね。でも、あいさつをすることで、

「あなたに心を開いていますよ」というメッセージを送れます。

 

子どもたちが出ていく世の中では、外国人もいるかもしれません。

この時、「私はあなたの敵ではないですよ」というのはとても大事なことなのです。

 

知らない人とも、笑顔で、相手の目を見ながら、

マナー良くごあいさつができることがまずは第一歩だと思っています。 

 

ただ、、、悲しいことに世の中にはとってもいろんな人がいます。

子供たちには知らない大人に話しかけるときは、リスクもあるので、

少し警戒することも教えなければなりません。

 

人を見ることも教えながら、やはり「笑顔でごあいさつ」を安全な場では、

できるようにしてあげたいと思っています。 

 

2.       ランゲージ(ことば)

 知らない人にも、ことばで「あいさつを交わす」ことが大事です。

 まずは日本語で、ごあいさつをしましょう。

小さいときから、身近なお父さん、お母さんを見ながら育つ子供のうちに、

ぜひ、お父さん、お母さんが見本を見せてあげてくださいね。

 

e4bキッズでは、”Hello! How are you doing?(こんにちは。調子はどう?

        “Pretty Good!(いいよ!)”

というごいさつを教室に入るたびに、必ずします。

 

3.       心の準備

知らない人に会ったときに、違うことを非難したり、

自分のやり方だけに「こだわる」というより、

「相手のことを知ろうとする気持ちの準備」が大事です。

 

お互いの文化に配慮する気持など、心の姿勢が大事です。

 

「違う文化を理解するチカラ」のことを「異文化理解力」なんて言ったりします。

小さい時から「違うことを非難」するのではなく、

「どうして違うかな」

「自分のところはこうかな」

「どうしたらうまくいくかな」

と考える態度がもてるかどうか、というのがとても大きいように思います。

次回は考えるチカラについてお話しします。