2020年、戦後最大の教育改革が行われます。「教育を変えよう」と国はしています。この流れで、子どもたちの「英語教育」も変わります。 小学校から、英語が始まり教科になり、大学入試も4技能になります。
では、いったいなぜ変えようとしているのでしょうか?
今、社会は大きく変わっています。
一つは、ITの進化で、たとえ仙台にいても、アメリカをはじめ世界中の人と、顔を見て話すことが簡単にできるようになりました。コストもほとんどかかりません。例えば、千晶先生はアメリカにいる生徒さんと、顔を見ながら毎週やりとりをしています。仙台にいても、英語さえできれば、外国の人とやりとりすることは簡単にできます。
AIの進化もあります。AIも進化しています。今あるお仕事のほとんどがなくなるかもしれません。もしかしたら、今子供たちのお父さんがしているお仕事も、機械で間に合うこともでてくるかもしれません。そして、子どもたちは、今はないお仕事に従事する可能性が大きいのです。
AIでできないチカラを磨く必要がありますね。
そして、もう一つ、見逃せないのは、日本の人口はここから減り続けます。人口が減る、ということは、東北含め、地方はますます人が減り、今私たちがあたりまえにしているサービスが、なくなってしまう、ということがおこってきます。助けに外国人も来てくれるかもしれない、そして、私たち日本人が外国に活路を見出すこともあるでしょう。
地球温暖化が進み、気候が人間にとって脅威になってきます。今まで安全だと思っていた場所が、突然危険が場所になることもあります。この知恵は、日本人だけではなく、世界中の人々と考えて知恵を絞る必要があります。
このような動きの中、観光、お仕事など様々な目的で、日本に、そして東北に、たくさんの外国人がやってきたり、私たちが外国に行くことも今までよりとてもやりやすくなるでしょう。
ここまであげたのは、社会の変化の一例です。でも、その変化を考えると、今までの「読む、書く」中心の英語教育では、子どもたちが将来外国人とやりとりをしながら、話し合うことは難しいのです。たくさんの国の人たちと友達になれとり、協力したりする、そんな未来を描いて、「聞いて、話して、読んで、書く」4技能が子どもたちの英語教育に必要だ!ということになり、公教育でも実践されることになりました。情報を読む、理解する、だけではなく、そこから、「自分の考えを述べる」相手と議論をするチカラ、などがとても重要です。
さて、今、私は、2018年9月にこの文章を仙台市で書いています。レッスンで会う子どもたちは、「楽しい小学生英語」を卒業すると、
中学に入り、「内申書や偏差値での評価」や、「高校受験」が一番大きな課題となりがちです。
でも、E for Kidsでは、そこをさらに超えて、子どもたちが社会に出たときのことに焦点をあてて、レッスンを組み立てたいと思っています。未来の社会で生きる力を、子どもたちにそっと、備えてあげたいな、と思います。とても大変、とてもチャレンジングでもやり続けたいと思っています。
変わる未来を恐れるのではなく、変化を見据えて、準備をしながら、楽しみながら力をつけていきましょう。
「グローバルな子供の未来」で、「日本、東北、そして仙台に誇りをもちつつ、世界中の子供達と仲良く意見交換ができる」子ども
に仙台から、ぐんぐん大きく育ちますように。
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